かかりつけ医とは?受診先を考える前に知っておきたい基本
かかりつけ医の役割や、受診先を考えるときに確認したい視点を、診断ではなく情報整理のためにまとめます。

かかりつけ医の役割や、受診先を考えるときに確認したい視点を、診断ではなく情報整理のためにまとめます。

「風邪をひいたときだけ近くのクリニックに行く」という方は多いかもしれません。しかし、現在の日本の医療システムにおいて、特定の「かかりつけ医」を持つことの重要性が改めて見直されています。
「かかりつけ医」は、単なる風邪の治療だけでなく、将来の健康リスクを管理し、必要なときに専門的な医療へつなぐ「健康の窓口」です。本記事では、かかりつけ医の役割と、受診先を考えるときに確認したい視点を整理します。
本記事は、かかりつけ医の役割や選び方に関する一般的な情報を整理したものです。特定の医療機関や医師を推奨するものではなく、診断ではありません。 診療内容・受付時間・受診条件は変更される場合があります。受診前に必ず医療機関へ直接ご確認ください。
厚生労働省や日本医師会は、かかりつけ医を「なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる医師」と定義しています。
2023年の医療法改正においても、医療機関が担う「かかりつけ医機能」が明確化されました。これは、一人の医師が単に病気を治すだけでなく、以下のような役割を継続的に担うことを指します。
かかりつけ医を持つことは、日々の体調管理だけでなく、受診先を考える場面でも情報整理に役立ちます。
初対面の医師とは異なり、あなたの平時の状態(血圧、体質、家族歴、生活スタイルなど)を把握しているため、わずかな体調の変化や数値の異常に気づきやすくなります。これが重症化の予防につながります。
複数の病院に通っている場合、同じような検査を繰り返したり、飲み合わせの悪い薬が処方されたりするリスクがあります。かかりつけ医が全体を把握することで、医療費の無駄を抑え、安全な治療を受けられます。
「何科に行けばいいかわからない」という時、まずはかかりつけ医が診察し、必要に応じて適切な専門医への「紹介状(診療情報提供書)」を作成します。これにより、大病院での待ち時間の短縮や、選定療養費(紹介状なしの受診で発生する追加費用)の節約が可能になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 病歴の把握 | これまでの経過を踏まえて、日常の変化を相談しやすくなる |
| 重複防止 | 検査や処方の重なりを避けやすくなる |
| 専門連携 | 必要に応じて適切な診療科や医療機関につながりやすくなる |
| 安心感 | 家族背景や生活状況も含めて相談しやすい |
では、どのようにして相談しやすい医師を見つければよいのでしょうか。以下の4つの視点で確認してみましょう。
「引っ越してきたばかりで、近所のクリニックの情報を整理したい」「どの診療科に相談するか迷っている」といった場面では、地域や診療科目から候補を確認する方法があります。
当サイト「ナビ医」では、地域や診療科目に加えて、専門的な医療機関の情報も確認できます。
実際の受診先を決める前に、候補を落ち着いて整理したいときの入り口として活用できます。
医療が高度化・複雑化する中で、健康状態を継続して見てもらえるかかりつけ医の存在は、受診先を考える際の大きな支えになります。
「大きな病気になってから」ではなく、元気なうちから相談しやすい医師や医療機関を見つけておくことは、日々の健康管理にもつながります。