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かかりつけ医とは?受診先を考える前に知っておきたい基本

2026年5月17日読了目安 5

かかりつけ医の役割や、受診先を考えるときに確認したい視点を、診断ではなく情報整理のためにまとめます。

かかりつけ医とは?受診先を考える前に知っておきたい基本のイメージ
Overview

「風邪をひいたときだけ近くのクリニックに行く」という方は多いかもしれません。しかし、現在の日本の医療システムにおいて、特定の「かかりつけ医」を持つことの重要性が改めて見直されています。

「かかりつけ医」は、単なる風邪の治療だけでなく、将来の健康リスクを管理し、必要なときに専門的な医療へつなぐ「健康の窓口」です。本記事では、かかりつけ医の役割と、受診先を考えるときに確認したい視点を整理します。

本記事は、かかりつけ医の役割や選び方に関する一般的な情報を整理したものです。特定の医療機関や医師を推奨するものではなく、診断ではありません。 診療内容・受付時間・受診条件は変更される場合があります。受診前に必ず医療機関へ直接ご確認ください。

1. 「かかりつけ医」とは何か

厚生労働省や日本医師会は、かかりつけ医を「なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要なときには専門医、専門医療機関を紹介してくれる、身近で頼りになる医師」と定義しています。

2023年の医療法改正においても、医療機関が担う「かかりつけ医機能」が明確化されました。これは、一人の医師が単に病気を治すだけでなく、以下のような役割を継続的に担うことを指します。

  • 日常的な診療:高血圧や糖尿病などの生活習慣病の管理。
  • 健康管理・予防:健康診断の結果に基づくアドバイスやワクチンの接種。
  • 調整役:より高度な検査や入院が必要な際、適切な病院へ紹介する。
笑顔の女性医師による診察風景
相談しやすい医師との対話は、日々の体調変化を伝える土台になります。

2. かかりつけ医を持つことで整理しやすくなること

かかりつけ医を持つことは、日々の体調管理だけでなく、受診先を考える場面でも情報整理に役立ちます。

1. 継続的な診察による「異変」の早期発見

初対面の医師とは異なり、あなたの平時の状態(血圧、体質、家族歴、生活スタイルなど)を把握しているため、わずかな体調の変化や数値の異常に気づきやすくなります。これが重症化の予防につながります。

2. 重複検査や薬の飲み合わせの防止

複数の病院に通っている場合、同じような検査を繰り返したり、飲み合わせの悪い薬が処方されたりするリスクがあります。かかりつけ医が全体を把握することで、医療費の無駄を抑え、安全な治療を受けられます。

3. スムーズな紹介と適切な受診

「何科に行けばいいかわからない」という時、まずはかかりつけ医が診察し、必要に応じて適切な専門医への「紹介状(診療情報提供書)」を作成します。これにより、大病院での待ち時間の短縮や、選定療養費(紹介状なしの受診で発生する追加費用)の節約が可能になります。

Summary
かかりつけ医を持つことのメリット
項目 内容
病歴の把握 これまでの経過を踏まえて、日常の変化を相談しやすくなる
重複防止 検査や処方の重なりを避けやすくなる
専門連携 必要に応じて適切な診療科や医療機関につながりやすくなる
安心感 家族背景や生活状況も含めて相談しやすい

3. かかりつけ医を選ぶときのポイント

では、どのようにして相談しやすい医師を見つければよいのでしょうか。以下の4つの視点で確認してみましょう。

  1. 通いやすさ 自宅や職場から近く、具合が悪いときでも無理なく受診できることは必須条件です。
  2. コミュニケーションの質 「話を最後まで聞いてくれるか」「説明が分かりやすいか」「質問しやすい雰囲気か」を確認しましょう。良いかかりつけ医は、患者の価値観や生活背景を尊重します。
  3. 専門性と守備範囲の広さ 自身の持病(高血圧、喘息など)に関する専門性はもちろん、内科全般を幅広く診る姿勢があるかどうかが重要です。
  4. 他院との連携体制 必要に応じて、他の診療科や病院への紹介について説明してくれるかを確認しましょう。
紹介状を準備する看護師
紹介状のやり取りも、かかりつけ医が果たす役割の一つです。

4. 「ナビ医」で受診先の候補を整理する

「引っ越してきたばかりで、近所のクリニックの情報を整理したい」「どの診療科に相談するか迷っている」といった場面では、地域や診療科目から候補を確認する方法があります。

当サイト「ナビ医」では、地域や診療科目に加えて、専門的な医療機関の情報も確認できます。

  1. エリア検索:自宅の近くや通勤圏内のクリニックを網羅。
  2. 専門的な医療機関の確認:必要に応じて専門的な受診先の情報も整理。
  3. 情報整理:受診前に確認したい基本情報を見比べやすい形で把握。

実際の受診先を決める前に、候補を落ち着いて整理したいときの入り口として活用できます。

5. まとめ

医療が高度化・複雑化する中で、健康状態を継続して見てもらえるかかりつけ医の存在は、受診先を考える際の大きな支えになります。

「大きな病気になってから」ではなく、元気なうちから相談しやすい医師や医療機関を見つけておくことは、日々の健康管理にもつながります。

参考情報

  • 厚生労働省「かかりつけ医機能の報告制度について」
  • 公益社団法人 日本医師会「かかりつけ医を持ちましょう」
  • 医療法第30条の18の2(かかりつけ医機能の確保)